軽音楽部・演劇部・写真部は陰キャ?各部活の実態を調べてみた

部室でひとりギターを練習する学生のイメージ

文化部の中でもあの3つは特に陰キャが多い」みたいな会話、学校生活を送ったことがある人なら一度くらい聞いたことがあると思います。

軽音楽部・演劇部・写真部など。僕の学校では茶道部やボランティア部もそういうイメージでした。

勝手で失礼な話ではありますが、なぜか「陰キャが集まる部活」のイメージが強い。実際にそのイメージは当たっているのか、担当や役割によってどう違うのか、そして陰キャが入って合うのかどうかなどを整理します。

一般化はできませんが、イチ参考として読んでいただければと思います。

この記事でわかること
  • 軽音楽部・演劇部・写真部が「陰キャ部活」と言われる理由
  • 各部活の実態(担当・役割による違いも含めて)
  • 陰キャが各部活に入ったときの向き不向き
目次

なぜこの3つが「陰キャ部活」と言われるのか

運動部のカーストが高い学校では、文化部全体が「陰キャの逃げ場」みたいな扱いを受けることがなぜかあります。僕の学生時代はそういう雰囲気が学校の中で確実にありましたが、時代とともに今は変わってきてはいるんですかね。どうなんでしょうか。

今回例としてあげるのは、軽音楽部・演劇部・写真部の3つです。ちょっと真面目に分析してみたいと思います。

共通しているのは「一人でも没頭できる・技術や世界観が評価される・スポーツ的なコミュ力を必要としない」という点です。体育会系の「おら声出せ!気合い入れろ!」という文化と正反対の世界観があるから、内向型の人間が引き寄せられやすい、ということは確かに言えるかもしれません。部活の特性としての違いですね。

さらに、「好きなバンドの曲を弾きたい」「物語の世界に入りたい」「気になる景色を撮りたい」という内側から来る動機で入部する人が多いのも特徴です。

「みんながやってるから」ではなく「自分がやりたいから」で動く陰キャ気質の人が集まりやすいこともあります。

軽音楽部の実態は?

陰キャが多いのは本当か?

ある程度は本当だと僕は思います。知恵袋とかをみてみると『なんで軽音部は陰キャが多いのか?』という質問が定番で立っていて、そのやりとりが実態を表している気がします。

軽音楽部に陰キャが多い理由は、「一人で部屋にこもって練習できる」「好きな音楽を突き詰められる」「ライブ本番以外は人前に出なくていい」という環境が、陰キャの性質とも合っているからだと思います。

放課後の練習室を覗くと、誰かが一人で黙々とギターを弾いていたり、ヘッドフォンをつけてベースの練習をしていたりする光景があったり。話しかけていいのかわからない空気。あれが軽音楽部の日常です。

担当楽器によって気質が変わる

同じ軽音楽部でも、担当楽器によって「陰キャ度合いが違う」というのは経験者からするとわかることかなと思います。

ボーカル」はわかりやすいですよね。比較的「陽キャ」気質の人も多い。そもそも「人前で歌いたい」という動機で入ってくるので、舞台体質があるタイプが集まりやすい。

ギター」は断然陰キャが多い。「好きなバンドの曲が弾けるようになりたい」という動機が多く、一人で練習することへの抵抗がゼロ。TAB譜を印刷して一人で黙々と練習するのが好きな人種が集まっている。弦を間違えて赤面することはあっても、人に話しかけることへのハードルの方がずっと高い。「けいおん!」や「ぼっち・ざ・ろっく!」の影響で入ってくるケースも増えたのかなと思います。

ベース」はもっと陰キャ率が高いという説があります。「ギターはちょっと目立ちすぎる、でも音楽はやりたい」という消去法的な選択でベースを選んだ陰キャが一定数いるようです。ライブでもメインより後ろで黙々と弾いていられるポジションが性に合っているらしい。

ドラム」は少し例外的で、体力系の人や叩くことへの純粋な欲求がある人が入りやすいとか。陰キャも多いが、叩いているとき限定で陽キャっぽいテンションになる人が多いのも特徴。「叩くと人が変わる」ってのが面白いですね。

軽音楽部が陰キャを変える?

軽音楽部の面白いところは、入部時に陰キャだった人が、2年・3年になるにつれて変わっていくケースも実は多いことです。

ライブを繰り返すと、人前に出ることへの耐性がつきます。一人でも練習ができるとはいえ、仲間や後輩ができると自然にコミュニケーションが発生します。それに「音楽」という共通言語があるので、普通なら話しかけられない人とも話せるようになります。

軽音楽部の先輩でめちゃくちゃかっこよくてモテているように見えた人が、実はめちゃくちゃ陰キャだった、という話も珍しい話ではないでしょう。「人気者でありながら、どこかに影がある」という漫画というかアーティスト気質が軽音楽部の魅力の一つなのかもしれません。

演劇部の実態は?

陰キャが集まりやすい構造はある

演劇部の顧問自身が「内向的な性質の生徒が多い」とそのような印象を書いているのも見かけます。僕の学校の演劇部もどちらかというと陰キャな人が多かったかなと思います。

なぜ陰キャが演劇部に集まるかというと、理由がいくつかあるかなと。

一つは「教室の居心地が悪い子の受け皿になっている」という側面。スクールカーストで下位に置かれやすい子、クラスに馴染めない子が、演劇部という「別の居場所」を求めて来ることがある。知恵袋にも「陰キャだけど演劇部に入って変われますか?」みたいな質問が立っていることがあります。自己変革を求めているとも取れますね。

もう一つは「一人で物語や世界観に没頭するのが好き」という陰キャ気質との相性の良さもあるでしょう。小説や漫画や映画が好きで、キャラクターに感情移入するのが得意な陰キャは多いです。その感受性の豊かさが演劇に向いていることがあります。

「なりきる」ことが逆に陰キャの得意分野になる

演劇部に陰キャが入ると最初は「人前で声を出す練習が怖い」「恥ずかしい」「むり」という壁にぶつかります。発声練習、外での大声出し、台本読み合わせ。普段の自分では絶対にやらないことを要求される。

でも、慣れてくると面白い現象が起きます。「キャラクターとして」動くことで、素の自分ではできないことができるようになるみたいです。

普段は声が小さくて目立たない陰キャが、舞台の上で全然違う人格を演じて拍手をもらう。普段は感情を表に出さない陰キャが、感情を爆発させるシーンで周りを圧倒する。

僕の学校の演劇でもそうでした。「え、あの人、あんな感じだったの?すご」みたいな。

「自分じゃなくてキャラクターとして動いている」という感覚が、陰キャの「どう思われるか」という恐怖を和らげてくれることがあるようです。面白いですね。

経験者の声で多いのが、「演劇部に入って人前で話すのが怖くなくなった」「陰キャのままだけど、舞台だけは別人になれる」というもの。これは演劇部ならではの変化で、陰キャにとって意外な居場所になれる魅力的な部活でもあります。

ただし、外での発声練習やイベントの司会など、陰キャ的にしんどい場面は確実にあるでしょう。「部活の中だけで完結する陰キャの世界」ではないので、そこは覚悟が必要ですが、変わりたいと思っている人にはうってつけですね。

写真部の実態は?

ひとりで写真撮影をする人のイメージ

3つの中で、陰キャに最も向いているのが写真部だと思います。

写真部の活動の多くは「一人で撮りに行く」「自分のテーマを追いかける」「現像・編集作業をひたすらやる」という一人完結型の作業です。発声練習も人前で何かを演じることもライブで観衆の前に立つことも、基本的にない。

「コンテストで入賞したい」「気になる風景を記録したい」という個人の目標で動けるし、技術の深掘りに終わりがない。カメラのことを調べ始めたら止まらなくなる、というのが写真部陰キャの典型的なパターンです。レンズ沼にはまって出費が増えるのも写真部あるあるみたいですね。

部内の雰囲気も、軽音楽部や演劇部と比べると穏やかな傾向があります。ライブや公演という発表の場・締め切りがない分、焦りや衝突が少ない。部活中に無言でそれぞれ作業していても気まずくならない雰囲気が、陰キャには居心地がいい。

一方でデメリットを言うと、「写真部自体がない・少人数すぎる」という学校も多いです。写真部があっても年に数回の展示が主な活動で、普段は何をしているのかよくわからない、という部活になっていることもあります。入る前に実際の活動内容を確認してから決める方がいいですね。

3部活を比較した結論

僕が調べてみて出した結論です。

部活陰キャ率陰キャ向き度一言
軽音楽部(ギター・ベース)高め一人練習が多い。担当次第で変わる
軽音楽部(ボーカル)やや低め人前に出る機会が多い
演劇部高め△〜○最初はしんどいが、合う人には合う
写真部高め3つの中で最も一人完結型

陰キャでも入れる部活を探しているなら、写真部がいちばん合いやすいだろうと思います。

次点で軽音楽部のギター・ベース担当。

演劇部は「変わりたい」という動機がある陰キャに向いていて、現状維持で居心地よくいたい陰キャには少ししんどいかもしれません。

ただ、どの部活も当然ながら「陰キャだけが集まっている」わけではなく、入ってみると想定より多様な人がいることも多いです。

「陰キャ部活だから安全」と思って入ると、意外とコミュニケーションが必要でびっくりすることもありますが、それも学生生活の醍醐味と思って向き合うことも必要かもしれません。事前に見学に行って雰囲気を確認するのが一番確実です。

まとめ

軽音楽部・演劇部・写真部の実態をまとめます。

  • 3つとも陰キャが多いのはある程度本当。「一人で没頭できる・好きなことを突き詰められる」という性質が陰キャと合っている
  • 軽音楽部はギター・ベース担当が最も陰キャ率が高い。ボーカルは陽キャも多い
  • 軽音楽部は活動を続けるうちに変わる人も多い。「影のある人気者」気質が育ちやすい
  • 演劇部は「なりきる」ことで陰キャが逆に輝けることがある。ただし人前に出る場面は避けられない
  • 写真部は3つの中で最も一人完結型。陰キャには最も向いている

学校行事の乗り越え方はこちらでもまとめています。
陰キャの学校行事サバイバル術

卓球部が「国が認めた陰キャ」と言われる理由はこちら。
卓球部は陰キャ?「国が認めた」ネタの真相と実態

よくある質問

Q. 陰キャでも軽音楽部に入れますか?

入れます。むしろ陰キャが多い部活なので居場所になりやすいです。ギター・ベースから始めると練習が一人で完結しやすく、ライブ前以外は人と深く関わらなくていい期間が長いです。楽器が弾けるようになってくると自信がついて、部活の中での居心地が変わってきます。

Q. 演劇部は陰キャでも続けられますか?

人によります。「変わりたい・表現することが好き・物語が好き」という動機がある陰キャには合うことが多いです。発声練習や舞台本番は最初しんどいですが、「キャラクターとして動く」ことで素の自分と切り離せるようになると、むしろ陰キャが活躍しやすい場になることがあります。「現状のままでいたい」という陰キャには少し負荷が高いかもしれないです。

Q. 写真部はどんな活動をするんですか?

学校によってかなり違いますが、一般的には撮影・現像・コンテスト参加・文化祭での展示が主な活動です。撮影に行くのは一人か少人数で、テーマや構図を自分で考えながら撮ります。学校内・校外の風景・ポートレートなどジャンルも自由なことが多い。現像・編集作業は個人で黙々と進めるので、陰キャには居心地がいい環境です。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次